COLUMNコラム

子どもはむし歯になりやすい?歯医者さんの予防歯科でむし歯予防に取り組みましょう

こんにちは。
福岡市早良区の歯医者【ファミリー歯科クリニック】です。
 
お子さまのむし歯を予防するために、どのようなことに取り組んでいますか?
じつは、子どもの歯は大人の歯よりもむし歯になりやすい傾向にあります。
子どものむし歯を予防するためには、子どものむし歯の特徴を理解した上で、日々のケアを行うことが大切です。
ここでは、子どもの歯がむし歯になりやすい理由と対策についてお話しします。
 
 

子どもの歯は構造的にむし歯になりやすい

むし歯は、むし歯菌が出す酸によって、歯が溶かされて、最終的に穴が開いてしまう病気です。
 
乳歯は永久歯とくらべて、

・エナメル質が永久歯の半分ほどしかない
・永久歯よりも歯質がやわらかい

といった構造的な特徴があります。
 
そのため、酸に溶かされやすく、むし歯になりやすいのです。
むし歯になりやすいだけでなく、一度むし歯になると進行のスピードが速い点にも注意が必要です。
 
 

日々の生活習慣に潜むむし歯リスク

乳歯の特徴に加えて、お子さまの食事や歯磨きの習慣が、むし歯の要因となっている可能性があります。
次のような習慣や嗜好があるお子さまは、むし歯になるリスクが高いため注意が必要です。
 

・時間を決めずにだらだらと食べる
・頻繁に間食をとる
・甘いお菓子やジュースを好む
・寝る前に飲食をする
・食後に歯を磨かない

 
お口の中のむし歯菌は、食べものに含まれている「糖」をエサにして酸を作り出します。
そのため、糖がお口の中に留まっている時間がなければ長いほど、糖の摂取量が多ければ多いほど、むし歯になるリスクが高くなります。
食事や間食は時間や回数を決めて、食べるたびに歯を磨く習慣を身につけることが大切です。
 
また、寝ている間は汚れや糖を洗い流す唾液の分泌量が低下するため、就寝前の飲食の内容には気を付けましょう。
 
 

歯医者さんと一緒にむし歯予防に取り組みましょう

2022年(令和4年)の歯科疾患実態調査によると、5〜11歳で乳歯のむし歯があるお子さまは、全体の15〜35%程度でした。
なかでも、永久歯への生え変わりが始まる6〜7歳のお子さまに、乳歯のむし歯が多いことがわかります。
 

参照:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査結果の概要」表3より >

 
毎日歯磨きをしていても、むし歯になってしまうことはあります。
特に、生え変わりの時期は、歯の高さがそろわないため、歯磨きが非常に難しい状態です。
また、むし歯は初期の段階では自覚症状がないため発見が遅れがちになります。
 
定期的に歯科でお口のチェックを受けていれば、初期のむし歯にもすぐに対応可能です。
磨き残しがあれば、磨き方のアドバイスや専門的なクリーニングを行い、清潔な状態を維持できるようにサポートしますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
 

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